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社長コラム

冷やし中華 × 野口五郎似の店長 = 夏の思い出

2019年6月 1日掲載

 1983年7月のこと。高校1年生だった私は部活に励むわけでもなく、やりたいことを見つけられないまま毎日ダラダラと過ごしていた。長い夏休みをどう過ごすか悩む日々が続いていたが、1学期の終わりに、行きつけの模型店の店長にお願いをして、夏休み期間中、アルバイトとして雇用をしていただいた。校則ではアルバイトは禁止だったのだが、やりたいことを見つけられずにいた私がやっと見つけたことに両親は理解を示してくれ、学校側に説明をしてくれてありがたかった。高校三年間、模型店で学べたことは、その後の私の人生において財産となった。夏休みが始まると、自転車に乗りアルバイト先の模型店まで向かったのだが、無遅刻無欠勤で、母からは「勉強もそれぐらい熱心になりなさい。」と苦言を呈された。毎日9時前に出社し、タイムカードを押し、開店までの1時間で店内外の掃除、商品陳列などを済ませ、お客様をお迎えするというのがルーティンワークだった。開店後は店長の指示に従い、ディスプレイ用のガンプラ作りや、ファミコン野球大会の企画など、毎日ワクワクするような仕事を任され、充実した日々を過ごせさせていただいた。正午を過ぎると交代で休憩に入らせていただくのだが、窓が全くない閉鎖的な店内で仕事をするのは少々息苦しく、近くのコンビニに買い物へ行く時間は気分転換になった。「牧野くん、コンビニに行くなら、お昼を買ってきてもらえる?」度々、店長から買い物をお願いされることがあった。「わかりました、ところで店長、何を買
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ってきたら良いでしょうか?」念のためリクエストを確認していたが、店長の好みはある程度予想できていた。「店長、冷やし中華ですか?」と尋ねると予想は的中していた。店長に従事しているわけだから、「食」、「ファッション」、「車」、「音楽」など、店長の好みやこだわりは弟子として把握をしておきたかった。店長は歌手の野口五郎にそっくりで、毎日、店長目当てに来店する女性客が多かったことを覚えている。この時期、コンビニに冷やし中華が並ぶと、高校時代の夏の思い出と、野口五郎にそっくりな店長のことを思い出す。

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