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社長コラム

「ゆでたまごの思い出」

2017年11月 1日掲載

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 先日、気の合う仲間達を自宅に招いて、ホームパーティーを開催した。夜な夜なキッチンに立ち、仕込みに没頭する時間は息抜きにもなる。今回は「味付けたまご」をおつまみメニューに加えることにした。まずはゆでたまご作りからスタート。沸騰したお湯にたまごを入れ、5~6分ほど茹でた後、氷水で冷やして殻を剥いたのだが、殻がきれいに剥けずイライラさせられた。20個のたまごの殻を剥くのに手間取り、時計の針は午前1時を指していた。実はゆでたまごには苦い思い出がある。
 それは小学五年生の家庭科の授業で調理実習が行われた時のこと。調理実習と言っても、ゆでたまごを切ってサラダと一緒に盛り付けるという至ってシンプルなものだった。
 「それでは、ゆでたまごの殻を剥き始めてください!!」先生の号令に従い、生徒達は一斉に持参したゆでたまごの殻を剥き始めた。トントントン...机の角にたまごをぶつける音が教室に響き渡った。そして悲劇はここから始まったのだ。たまごの殻を剥き始めたのだが、薄皮が白身に密着していて、思うように殻を剥くことができなかった。仲間達に遅れを取るまいと気持ちばかりが焦った。「それではゆでたまごを思い思いにカットしてください。」先生から次の指示が出されたが、私は未だ殻を剥くのに悪戦苦闘中だった。ようやく殻を剥き終えたのだが、白身がえぐり取られ、表面がボコボコのゆでたまごは、見るも無惨な状態だった。この時、仲間達はお皿の上にゆでたまごとサラダを盛り付け試食を待っていた。一方私は、ようやくゆでたまごをカットする工程に取り掛かることができた。 カットしたゆでたまごをマーガレットの花に見立て盛り付けを行った。「マサユキくん、一時はどうなることかと心配をしたが、上手に盛り付けができたな!!諦めないで良く頑張った!!」先生の言葉が心底嬉しかった。
 新鮮なたまごほど、殻が剥き難いことを今になって知った。きっと母はスーパーで新鮮なたまごを購入し、ゆでたまごを用意してくれたのだろう。

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