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社長コラム

足型ペイント

2017年7月 1日掲載

 「車に気を付けて行きなさないよ~!!」
 我が子が登校する姿を見送る母親達。真新しい黄色いヘルメットは、子供の頭よりかなり大きめでブカブカだ。そして、小さな背中からはみ出すほどのランドセル。その姿から小学一年生だと言うことが一目で分かる。横断歩道には毎朝、地元のボランティアが立ち、交通事故が起きないように子供達を見守ってくれている。道路の右側を二列になり、テクテク歩いて通学をする子供達の姿は今も昔も変わりない。
 最近は見かけなくなったが、私が子供の頃、PTAの方々が通学路の危険な場所に、「止まれ!!」を意味する足型をペイントしてくれた。安協の役員だった父は足型とペンキを持って、度々ボランティア活動に出掛けて行った。当時、私が住んでいた家は、小学校までほんの数分
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と言う近い距離だったため、友達とおしゃべりをしたくて、わざわざ遠回りをして帰ったことを覚えている。道路にプリントされた足型を見つけると、「これうちのお父さんが塗ったんだよ!!」と同級生に自慢したものだ。そしてわざわざ足型の上に立ち、道路を横断するのだ。足型ペイントは誰が発案したのかは分からないが、急な飛び出しによる交通事故を防ぐために絶大な効果があったと思う。
 そう言えば...小学生の頃は、「身分カード」「横断旗」の携帯が義務づけられていた。身分カードとはその名の通り、個人情報や血液型が記載された名刺大のカードのこと。万が一、交通事故に遭った時のために、常に首から下げていなければならなかった。身分カードはビニール製のケースに入っていたため、夏は汗で胸にペタッと張り付いてしまいとても不快だった。横断旗とは、紐が付いた黄色いハンカチのようなもの。中指に紐を通して横断旗を握り、道路を横断する時にパッと目の高さに広げて使ったものだ。その際「止まって横断旗を前に出し、右、左、右を見てよし渡ろう!!」と言葉を発し、安全を確認してから道路を渡らなければならなかった。身分カード、横断旗は子供達か ら不評だったが、昭和らしいどこかほのぼのとしたアイテムは、今でも記憶に残っている。

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